2023年6月を起点とする日本株の上昇局面。 政策テーマ、企業統治改革、海外投資家の資金流入が重なり、 日本市場は構造的な転換点を迎えました。
市場サイクル:新資本主義相場
本局面は、政府の「新しい資本主義」政策、東証の資本効率改革要請、 円安環境、そして海外資金の流入が重なったことで形成された上昇サイクルです。
フェーズ構造
① 2023/06/20 – 2024/07/11海外資金主導上昇
- 海外投資家の継続的な資金流入が相場を牽引
- バリュー株・大型株中心に指数主導型の上昇
- 東証PBR改革要請が企業再評価を促進
構造的には「PX > MA5 > MA25 > MA75」の強い上昇トレンドが長期持続。 海外資金の主導性が特徴的なフェーズでした。
② 2024/07/12 – 2024/08/05急落ショック
- 短期間での急落・ボラティリティ急拡大
- 過熱感の巻き戻しとポジション調整
- 指数主導のリスクオフ局面
上昇トレンドが一時的に崩れ、 「構造的押し目」か「サイクル転換」かの分岐点となった局面。 相場史上でも、強いトレンド中の急落は しばしば“再加速前の洗礼”として現れます。
③ 2024/08/06 – 現在新上昇トレンド形成期
- 急落後の切り返しから再び上昇基調へ
- 物色の広がり(大型株→中小型株へ)
- 政策テーマと業績の再評価が同時進行
本フェーズは、急落を経た後の“再構築型上昇”。 単純な回復ではなく、参加者構成や主導セクターが変化し、 新しいトレンド構造を形成している点が特徴です。
Market History DB での位置づけ
本サイクルは、Market History Database Engine(MHDE)により、 過去の海外資金主導型上昇局面と高い構造的類似性を持つ局面として分類されています。
歴史は繰り返しません。しかし、韻を踏みます。 本サイクルもまた、過去の上昇相場と「似て非なる」構造を持っています。

